改めて対応機能を整理❕
~iOS用カスタマイズアプリ「Actions」の使い方をご紹介~
これまでにご紹介してきた数々のiOSショートカットレシピの中でも、ひっそりと使われていた便利アプリ「Actions」。
実は頻繁に利用しているLUCA自身、このアプリにどれだけのショートカットアクションが含まれているのか知らずにいたのですが、先日友人から「端末の向きに応じて6つの処理をアクションボタンに割り当てる」という便利な活用方法を教えてもらい、改めて対応機能を見返してみることにしました。
そこで今回の記事ではActionsの使い方とともに、便利な内蔵アクションについてご紹介したいと思います。
※過去にご紹介したActions利用の自作レシピについては下記をご参照ください。
アプリ情報
それではまず、さらっとしかご紹介したことのなかった「Actions」アプリについて、基本情報からご紹介していきます。
- 🔸アプリ名:
- Actions
- 🔸ダウンロードリンク:
- AppStoreからダウンロード
- 🔸価格:
- 無料(アプリ内課金なし)
- 🔸デベロッパ:
- Sindre Sorhus
- 🔸最新バージョン(記事執筆時):
- Ver. 3.8.0
- 🔸互換性:
- ・iPhone(iOS 18.2以降)
- ・iPad(iPadOS 18.2以降)
- ・Mac(macOS 15.2以降)
- ・Apple Vision(visionOS 2.2以降)
- 🔸機能概要:
- ・Apple純正アプリ「ショートカット」で使える高度なアクションを多数追加してくれるカスタマイズアプリ
- ・記事執筆時点で130種類以上のアクションを搭載し、アップデートにより定期的に対応機能が追加されている
Actionsの基本情報は以上です。一言で言うと「ショートカットアプリのアクションを追加し、機能不足を解消してくれる便利アプリ」で、入れておいて損はないものかと思います。
ショートカットでの使い方
続いては本題1つ目、Actionsアプリの使い方について解説します。
1. Actionsアプリの起動・適用
AppStoreページの説明欄にも記載がありますが、現在のOSの仕様上、サードパーティ製アプリのショートカット用アクションを適用するためには一度ダウンロードしたアプリを開き、その後端末を再起動する必要があるそうです。
Actionsアプリについても、ホーム画面/アプリライブラリに追加されたアイコンを選択して起動した後、再起動を実施しましょう。
なお以降Actionsアプリを手動で起動する機会はあまりないかと思いますので、ホーム画面から非表示/フォルダに追加してしまっても問題はありません。
2. ショートカットアプリからの確認
再起動が完了したら、一度下記の手順に沿って正しくアクションが適用されているか確認してください。
- (1) ショートカットアプリを開き、最初に表示されるライブラリ画面右上にある「ショートカットを作成」ボタンを選択する
- (2) 画面下半分に表示されるアクション一覧の中に「Actions」があることを確認し、選択する
- (3) 分類別に各種アクションが表示されていることを確認する
反映の確認手順は以上です。
ここに表示されているのがActionsアプリによって追加された全機能であり、その他ショートカットアプリのデフォルトアクションと同様に各項目右側のアイコン(VoiceOverでは「詳細情報」と読み上げられます)を選択することで機能・使い方を確認することができます。
Actionsアプリのアクションは全て英語で記載されているため少しわかりづらいかもしれませんが、ぜひ次項の内容を参考に、どのような機能が利用できるのか目を通してみてください。
便利機能: 条件設定系
ここからは実際にActionsアプリにより追加される便利機能をピックアップし、簡単な使い方とともにご紹介したいと思います。前半は「if文」(条件分岐)と合わせて使いやすい、条件設定系です。
基本的な使い方
条件設定系のアクションではショートカット実行時のネットワーク接続状態や位置情報、端末の状態や時間等を取得し、その後のif文につなげるためのトリガー(引き金)として使うことができます。
例えば冒頭部分で触れた「端末の向きによる分岐」では、下記のようにアクションを配置することでトリガーを設定しています。
- ・「Is Device Orientation」アクション
⇒変数として端末の向きを設定(例: 「Any Landscape」) - ・「if文」アクション
⇒設置と同時に直前のトリガーが条件として設定される - ・「<条件>の場合」の配下に、条件に合った場合に実行されるアクションを配置
- ※トリガーを増やしたい場合にはif文の下に追加のトリガー(例: 「Is Device Orientation」アクション⇒「Any Portrait」)を追加
- ※条件を増やしたい場合には追加したトリガーの下に新たにif文とアクションを追加
- ・「その他の場合」の配下に、条件に合わなかった場合の処理を配置
※条件1に合う場合は条件A/Bに分岐、条件2に合う場合は条件C/Dに分岐...というように条件の中に条件を入れたい場合には、if文をネストする必要があります。if文を2つ追加した後、後者を前者の「条件」または「その他の場合」の下へ移動させましょう。
条件設定系の基本型は以上です。
実際のレシピを見ないとわかりづらいという方は、下記サンプルレシピをインストールしてご覧ください。
- ・単一条件の例「DualMute/VibeClock」
⇒こちらは実際にLUCAがアクションボタンに割り振っているレシピですが、「ショートカットを実行」のところはご自身で利用されているショートカットレシピに置き換えてお使いください。 - ・複数条件の例「曜日通知サンプル」
⇒実行した日が平日か土曜日か日曜日かを判別して通知するだけのサンプルレシピです。
おすすめのアクション
さて、そんな条件設定系のアクションから、おすすめのものを表形式でご紹介します。
| アクション名 | 機能説明 |
|---|---|
| Get Battery State | バッテリーが使用中/充電中/充電済みであるか判定 |
| Is Accessibility Feature On | 特定のアクセシビリティ機能が有効であるか判定 |
| Is Audio Playing | 音楽の再生状態を判定 |
| Is Day | 日にち・曜日を判定 |
| Is Device Orientation | 端末の向きを6種類から判定 |
| Is Low Power Mode On | 低電力モードの状態を判定 |
| Is Silent Mode On | 端末の消音モードを判定 |
| Is Time | 現在時刻の時・分を判定 |
| Is Time In Range | 現在時刻が指定された時間帯に含まれているか判定 |
便利機能: 動作系
後半は最終的な出力に使える、動作系のアクションです。
こちらは通常のアクションと同じように好きなところに挿入するだけなので使い方についての説明は不要かと思います。
こちらもおすすめのアクションをまとめてみましたので、ご参考までにどうぞ。
おすすめのアクション
| アクション名 | 機能説明 |
|---|---|
| Authenticate | FaceID/TouchIDによる認証を求める |
| Download File | 渡されたURLからファイルをダウンロード |
| Generate Haptic Feedback | 純正アクションのバイブレーションと異なり、触覚フィードバックを再生 |
| Join Wi-Fi | 特定のWi-Fiネットワークへ接続 |
| Scan QR Codes In Image | 画像内のQRコードを認識・読み取り |
| Show Black Screen | 画面がタップされるまでスクリーンカーテンを掛ける |
| Wait Milliseconds | 指定された時間(ミリ秒単位)待機 |
動作系アクションについては以上です。
○○秒待機⇒○○ミリ秒待機、端末を振動させる⇒任意の触覚フィードバックを再生するなど純正アクションよりも自由度の高い機能が多く含まれているため、より柔軟なレシピ作成に活用できるかと思います。
なお上記以外にも時間・配列・ファイル・ウェブサイト等を操作・変更することのできる高度なアクションが多く搭載されているので、気になる方は一覧をご覧ください。
まとめ
さて、今回は何度か本サイトで取り上げていたにも関わらず、しっかりとご紹介したことのなかった「Actions」アプリについての内容でした。
条件・トリガーとして設定し1つのショートカットレシピをいくつにも分岐させることができたり、また純正のアクションでは対応していない高度な処理に対応していたりとショートカットアプリのカスタマイズ性を大幅に改善してくれる便利なアプリなので、ぜひ一度インストールして使ってみてください。