コンパクトで低価格だけど音質は最高級❣
~オーディオテクニカ ATH-CKS30TW 開封レビュー~


現在、メインで利用しているイヤホンが故障中のLUCA。少しもったいないかと思いながらも、Amazonのポイントが余っていたこともあり、繋ぎにオーディオテクニカの新型Bluetoothイヤホン「ATH-CKS30TW」を購入しました。

そこで今回はATH-CKS50TW以来1年ぶりに、イヤホンの開封レビューをしたいと思います。スクリーンリーダー・VoiceOverとの相性は今回も良さそうなので、全盲ユーザの方もぜひご参考にしてみてください。


🎶 今回も一部LUCAの個人的意見が含まれているかと思いますが、ご了承ください。



音質にこだわったオーディオテクニカの新型イヤホン「ATH-CKS30TW」

開封レビューを始める前に、まずは今回LUCAが購入した完全ワイヤレスイヤホン、「ATH-CKS30TW」について簡単にご紹介します。

商品名
「ATH-CKS30TW」
メーカー情報
「オーディオテクニカ」が重低音ファン向けに発売している、「SOLID BASE」シリーズの低価格帯モデル
「音楽の熱量をそのまま届ける」が売りの高音質ドライバーはそのままに、大幅に軽量・小型化された新型TWS
商品リンク
Amazonで見る
発売日
2022年10月6日
Bluetoothバージョン
Ver5.1
ドライバ
9mm
対応コーデック
SBC / AAC
バッテリー性能
イヤホン単体で7.5時間、充電ケースと合わせると20時間の連続再生
防水・防塵性能
水洗いできるIP55相当(イヤホンのみ)
ノイズキャンセリング
非搭載
外部音取り込みモード
ヒアスルー・トークスルー機能
低遅延
スマートホンアプリもしくはキーアサインで低遅延モードの切り替え可能
2台同時接続
サウンドが再生されているデバイスに簡単に切り替えられる、マルチポイント接続に対応
360 Reality Audio
非対応
スマートホン専用アプリ
AppStoreリンク(iOS版のみVoiceOverで操作できることを確認しています)

位置付けとしては以前ご紹介したATH-CKS50TWの弟モデルという感じで、ノイズキャンセリングなど一部の機能を無くす代わりに、音質を下げずにコンパクト化したものです。


※以下、ATH-CKS30TWの充電ケース・本体の写真です。クリックするとケースが開閉します。


蓋の閉まったATH-CKS30TWの充電ケース

使い心地・付け心地レビュー

商品の説明は以上です。ここから開封レビューに入りたいと思います。

まずは充電ケースの使い心地についてですが、この点においては上位モデルのATH-CKS50TWと比べてかなり持ち歩きやすく、使いやすくなっているように感じます。

前項でお見せした画像の通り充電ケースはプラスチック製で、少し角ばった形をしています。この形状のおかげで倒れたり転がったりすることなく安定して立たせることができますし、手に持ったときの操作性も比較的良くなっているようです。

なお大きさはATH-CKS50TWの半分以下で、デニムのポケットにすっぽり収まってしまうほどです。

そしてイヤホン本体については耳栓のように真っすぐな形状になっていて、ケースへの収納・装着時には方向を考えなくても自ずと向きが合うようなデザインになっています。

またイヤーピース部分が耳孔を完全に塞ぐような形になっているためか、軽く嵌めただけでしっかりと密閉され簡単には外れないようになっています。詳しくは次項でご説明しますが、この構造のおかげでノイズキャンセリング機能が搭載されていないのにも関わらず、周囲のっ雑音を大幅にカットすることができます。

総合的に見ても、使い心地・付け心地は同価格帯イヤホンと比べてかなり高いかと思います。


音質レビュー

続いては本商品の売りである、音質についてレビューします。

CKSシリーズの得意な低温の響きについては上位モデルのATH-CKS50TWと比べても全く見劣りしないように感じます。同じドライバを搭載していることもあって、コンパクトサイズなのに大迫力のサウンドを楽しむことができます。

一方VoiceOverなどの音声は少しくぐもって聞こえてしまう印象があり、特に張りのないiOS16の読み上げとの組み合わせだと少し聞きづらいと思われる方もいるかもしれません。LUCAの経験上、、VoiceOver設定で音声のピッチを2、3%程度上げると少し聞き取りやすくなるかと思います。

ATH-CKS30TWはオーディオテクニカの他のモデルと同様にスマートホンアプリに対応していて、簡単にプリセットのエコライザを適用することができるようになっています。このエコライザはiOS純正のものと比べて音調が大きく変化するため、好みの音は探しやすいのではないかと思います。

総合的に評価すると、音の響き・広がりは同価格帯のイヤホンと比べて最高レベル、VoiceOver・スクリーンリーダーの音声はATH-CKS50TWほどではなくともクリアに聞こえるという感覚です。


機能別レビュー

最後に機能のレビューですが、残念ながらATH-CKS30TWは音質を下げないために、かなり機能面を犠牲にしている印象があります。

  1. ノイズキャンセリング: 今となっては当たり前になってきているノイズキャンセリング機能については一切搭載されていません。前項で記載したようにイヤホン本体がしっかり密着するため耳栓のような効果はありますが、音楽に集中したい方には不向きかもしれません。
  2. ヒアスルー: 外部音取り込みモードとしてはATH-CKS50TWと同様にヒアスルーとトークスルー(クイックヒアスルー)の2種類が搭載されていますが、どちらも水中に潜っているかのような、かなり煩わしいノイズを伴います。特にVoiceOverの音声が聞き取りづらくなってしまうため、あまり使い勝手は良くありません。
  3. 低遅延: 低遅延モードとしてはATH-CKS50TWとほぼ同レベルで、スクリーンリーダーの音声でも遅れることなく届けてくれます。キーアサイン機能に割り当てればワンタッチで呼び出すこともできるので、読み上げ音声の遅延が気になる方にはお勧めです。
  4. 機能面の総評としては「必要な機能が欠如していて大きなマイナス点」です。低価格帯とは言え、ノイズキャンセリングが搭載されていないのは痛いですね。


    まとめ

    ということで、今回はLUCAが新しく購入したオーディオテクニカの新型ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS30TW」をレビューしてみました。

    機能面では他社製のイヤホンと比べてかなり劣っていますが、その分音質・低遅延モードはハイスペックなので、音楽・音声の響きにこだわりたいという方にはお勧めですよ。


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