ポイントカード・バーコード支払いアプリに最適❕
~iOS16対応アプリ「Launcher」のご紹介~


先月iPhone 14 Proを購入したLUCA。せっかくなのでiOS16でしか使えない機能をいじってみたくなり、目を付けたのがロック画面のウィジェットでした。簡単にご説明するとこれまでホーム画面にしか追加することのできなかったウィジェットをロック画面にも表示することができるという機能なのですが、iOS15以前の機種向けに開発されたものをそのまま適用できる訳ではなく、アプリ開発者が新たに対応させたものでなければ使えません。

この1、2週間でLINE、Yahoo、Weather News、乗り換えナビなど有名どころのアプリが続々とロック画面用ウィジェットをリリースしているのですが、わざわざロック画面に置きたいものは見つかりませんでした。できればポイントカードやコード支払いアプリをロック画面から起動して時間短縮したかったのですが、そういったアプリはまだ新型のウィジェットには対応されておらず...。そんな中出会ったのが、VoiceOverとも相性が良く、どんなアプリでも1タッチで開けるiOS16対応のウィジェットアプリ「Launcher」でした。

🔒 いつも通り、記事中でご紹介しているアプリは全てVoiceOverで操作できることを確認した上で掲載しています。


飛んでいるロケットのアイコン

■概要■

具体的な使用方法の前に、まずはアプリの概要とダウンロード方法についてご紹介します。


アプリ概要
アプリ、連絡先、URLなどを1タップで開けるランチャーウィジェットを作成し、ホーム画面やロック画面(iOS16以上)に配置することのできるアプリです。
ダウンロード方法
AppStoreのダウンロードリンク: 「Launcher」
※ダウンロードは無料です。
アプリ内課金
ダウンロードは無料ですが、複数のウィジェットや特殊なホーム画面用ウィジェットを利用するためにはサブスクリプションへの登録もしくは永久ライセンスの購入が必要になります。

※上記の通りダウンロードおよび1つ目のウィジェット作成までは無料で利用することができます。LUCAは以下スクショのように3つの枠全てにアプリのランチャーを設置したかったので、永久ライセンス(記事執筆時はセール中のため¥1,200)を購入しました。


3枠のウィジェット全てにLauncherのアイコンが設定されたiPhoneのロック画面

■使い方■

続いて、Launcherアプリの使用方法についてご説明します。

ダウンロードしたアプリを起動し通知・広告表示に同意すると、各種ウィジェットを作成するためのトップ画面が表示されます。ラベルは一通り和訳されていますし、VoiceOverにも完全に対応しているので「メニュー項目の用途がわからない」ということはないかと思います。

ウィジェットの作成は各見出しの下にある「新規追加ボタン」から行うことができます。なお、本記事ではロック画面ウィジェットについてのみご説明しますが、他のウィジェットについてもほぼ同様に作成できますのでご興味のある方は試してみてください。

□ロック画面ウィジェットの作り方□

  1. まず「ロック画面ウィジェット」の下にある「新規追加」ボタンを押下してください。すると下記の通り、作成したいランチャーの種類を尋ねられますので、任意の項目を選択してください。
    1. 連絡先ランチャー: 主に電話・メール・メッセージ・FaceTime・Skypeやその他チャット・通話アプリからの発信/送信に加え、Apple マップ・Google マップによるナビゲーションを1タップで実行することができるランチャーです。よく使う連絡先・目的地がある方にお勧めです。
    2. アプリランチャー: 純正・サードパーティ製アプリの起動に加え、Bluetooth・Wi-Fi・お休みモードの切り替え、フラッシュライトの点灯、写真の表示など簡単なアクションの実行を1タップで行うことができるランチャーです。LUCAのように特定のアプリを起動させたい方はこのランチャーを選択してください。
    3. ミュージックランチャー: 設定した曲(複数でも可)を再生するためのランチャーです。お気に入りのアルバムやプレイリストを探すことなく、いつでも聞くことができます。
    4. Webランチャー: 設定したURLを、お好みのブラウザから簡単に起動することができるランチャーです。ニュースサイトなど、毎日特定のウェブサイトを確認したい方にお勧めです。
    5. カスタムランチャー: 使い方はWebランチャーとほぼ同じですが、主に複数の動作が登録されているURLスキームを容易に呼び出すことができるランチャーです。やや上級者向けですが、アプリ内専用URI・特殊URLスキームを使い慣れている方には便利かもしれません。
  2. 続いて、選んだランチャーの種類に応じて必要項目を選択/入力します。詳しい手順をご覧頂くには、下記から目的のランチャーをお選びください。
    1. 連絡先ランチャー 連絡先ランチャーを作成する場合、まずはチャット・通話・地図アプリを選択する必要があります。なお「システム起動可能」という見出しの下に続くアプリは即時にアクションを実行できるもの、「連絡先ランチャー」という見出しの下にあるものは一度目的のアプリに切り替わってから連絡・ナビゲーションが実行されるものなのだそうです。
      任意のアプリを選択すると、実行することのできるアクションが一覧表示されます。実行できるアクションは選択したアプリにもよりますが、主に「アプリを開く」、「電話/通話を開始する」、「メールを作成する」、「道順ナビ」などが共通して登録されています。
      最後に、「電話をかける」、「メールを送信する」、「道順ナビ」といったアクションを選んだ場合には連絡先・住所などを入力する必要があります。これらの手順が終了したら、次のステップに進んでください。
    2. アプリランチャー アプリランチャーを作成する場合には起動するアプリもしくはアクションを選択する必要があるのですが、Apple純正のものや欧米・欧州でよく使われているもの・開発者が用意しているプリセットのショートカットアクションは「直接起動可能」欄から、それ以外のアプリは「App Store」欄から選ばなければなりません。これらはアプリ選択画面の上部にあるタブバーから切り替えられます。
      「直接起動可能」と「App Store」の違いはその名の通り「直接起動できるかどうか」です。前者はウィジェットをタップすると同時に開くのに対し、後者は一度純正の「ショートカット」アプリを経由してから開かれる仕組みになっています。とはいえ、ショートカットアプリを経由する場合でも1秒前後で実行されますので、タイムロスはほぼありません。
      「直接起動可能」のアプリ・アクションは一覧から任意の項目を選ぶだけで簡単に設定することができるのですが、「App Store」欄から選ぶ場合には一手間かかります。タブを切り替え国名が「日本」に設定されていることを確かめたら、タブバーの更に上にある検索フィールドでアプリを検索・確定してください。また、選ぶアプリによっては追加で動作を選択することができます。「ツイート」(Twitterの場合)など使いたいアクションがあればそれを、なければ「アプリを開く」を押下してください。
      起動したい項目を選び終えたら、次のステップへ進んでください。
    3. ミュージックランチャー ミュージックランチャーを作成する場合、再生したい音楽をライブラリから追加する必要があります。なお楽曲は複数追加することができ、アルバム単位・プレイリスト単位などまとめて選択することも可能です。
      カテゴリ別に表示される曲やアルバム名の下にはそれぞれ「追加」や「全て追加」といったボタンが付属していますので、再生させたい順に押下してください。選び終えたら画面右上の「完了」ボタンから詳細設定へ進むことができます。
      設定画面では再生時にシャッフルさせるかどうか、アルバムやプレイリストを自動的に更新するかどうか、再生・終了と同時にミュージックアプリを起動・終了するかどうかを選べる他、前画面で追加した楽曲を編集することができます。すべての設定が終了したら、次のステップへ進んでください。
    4. Webランチャー Webランチャーの作り方は簡単です。「次で開く:」で利用したいブラウザを選択した後、「ランチャーURL」にウェブサイトのURLを入力してください。
      ブラウザとウェブサイトの設定が終了したら、次のステップに進んでください。
    5. カスタムランチャー カスタムランチャーの設定方法はURI・URLスキームを入力するだけです。
      入力が済んだら、次のステップに進んでください。
  3. 各ランチャーごとの設定が終了したら、あとはウィジェットを識別するための「ランチャー名」と「ランチャーアイコン」を変更するだけです。なお、アイコン変更の際、「カスタムアイコン」を選ぶと数々のプリセット画像を利用することができます。
  4. 全ての設定が終了したら、画面右上にある「保存」ボタンを押下して作成作業を終了してください。なお、一部ランチャーの保存時にはショートカットの保存を求められることがあります。その際は遷移した先で「ショートカットを保存」ボタンを選択してから、Launcherアプリに戻ってください。
  5. これでウィジェットの作成は以上です。続いて、ロック画面に設置することができます。

□作成したウィジェットの設置方法□

ウィジェットの設置はiOS16の純正機能を用いて行います。

  1. まずはロック画面に移動し、TouchID/FaceIDでロックを解除した後、空白の箇所(時計や日付、通知の表示されていない場所、VoiceOverユーザーは時刻表示部分)を長押ししてください。
  2. するとロック画面のテーマ(背景・ウィジェットの組み合わせ)を選ぶための表示に切り替わりますので、画面下方に並ぶプリセット/完成済みのテーマをスワイプ(VoiceOverユーザーは1本指で上下スワイプ)して「カスタマイズ」を選ぶか、画面右下の「追加」を選択して新たなテーマを作成後背景画像を決定してください。
  3. 作成済みのテーマから「カスタマイズ」を選んだ場合も新規テーマを作成し背景を選択した場合も、その後はウィジェットを編集する画面に移ります。既にウィジェットが配置されている場合にはスワイプし削除してください。
  4. 続けて画面中段にある「ウィジェットを追加」ボタンを押下し、表示されたアプリ・ウィジェットの一覧から「Launcher」を選択してください。その後、追加されたウィジェットをスワイプして「編集」を実行し、画面中央の「選択」から前項で構成したランチャーを選べば準備完了です。
  5. 因みにロック画面に追加することのできるウィジェットは2つまでですが、初めから枠が用意されている」上のウィジェット」という項目を選択すると、ロック画面右上、日付の隣にもう1つ追加することができるようになっています。ただしこの枠には文字列以外表示することができず、事前に設定したアイコンは表示されませんのでご注意ください。
    ※LUCAは健康管理アプリのランチャー名を「❤」(ハートの絵文字)とすることで、疑似的にアイコン画像を表しています。3枠全てにLauncherのウィジェットを設定したい方はぜひお試しください。

■まとめ■

今回の記事では、iOs16の新機能、ロック画面ウィジェットに最適なランチャーアプリ「Launcher」をご紹介しました。

数多くのプリセットアイコンを含め全てのコンテンツ・設定がVoiceOverに対応していますので、便利でアクセシブルなウィジェットアプリをお探しの方はぜひお試しください。


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