ハワイアンだけじゃない! ~ウクレレのいいところ、ご紹介します♪~
※今回の内容は100%自己満足です。ご興味のない方は、遠慮なくブラウザを閉じてください(笑)
ウクレレってどんな楽器?
日本では広く知られているウクレレですが、「馬鹿でも弾ける楽器」などと呼ばれ、ステレオタイプや勘違いの非常に多い楽器でもあります。まずは、そんなウクレレの歴史からご説明します。
「ハワイの楽器」として知られているウクレレですが、そのルーツは遠く離れた、ポルトガルから持ち込まれた、「ブラぎーにゃ」という楽器です。1879年8月にポルトガル移民により持ち込まれ、その後ハワイで作られるようになったのが、ウクレレの原型なのだそうです。そんなウクレレは徐々に世界中に広まり、日本でも1920年には「ハワイの楽器」として広く知られるようになりました。
続いて、ウクレレの特徴について、他の弦楽器と比較しながらご紹介します。
- ウクレレの特徴
- 弦
弦の本数はベースと同じ4本で、アコースティック・エレキ共にナイロン弦です。 - 形状
形状はギターと類似していますが、大きさはどちらかというとバンジョーや三線に近いです(ウクレレの種類によって違いがあります)。 - 種類
小さいものからソプラノ、コンサート、テナー、バス(Low-G)があり、バスでは1オクターブ低いG弦を使うことが殆どです。また、それぞれの大きさにスタンダード(アコースティック)、サブアンプ付き(エレアコ)、エレキがあります。 - 音質
音は高めで柔らかく、同じハワイの楽器であるスチールギターなどともあまり似ていない、独特の音質です。 - 弾き方
持ち方・抑え方はギターと似ていますが、ピックを使わず指で直接弾きます(例外あり)。
これらの特徴をもとに、次項以降ではウクレレの多様性について説明していきます。
ピッキングとストラムを同時に
本項では、まず弾き方の基本として、ピッキングとストラム(コード)の同時演奏について見ていきます。具体例として音源も載せていますので、ぜひ聞きながら読んでみてください。
リードギターではメロディーのピッキング、ベースではベースラインの演奏など、弦楽器にはそれぞれ、基本的な役割があります。勿論演奏中にはコードやピッキング、ハンマリングなど様々な弾き方・技を利用していると思いますが、主にソロ演奏のために作られたウクレレでは、こういった弾き方が容易に、同時に演奏できるんです。
その理由として、前項のリストにも書いた通り、ウクレレの弦がナイロン製であること、主に指で直接弾くことが挙げられます。これにより、ピックでは表現しきれない、細かな演奏が可能です。以下にストラムのみ、ピッキングのみ、ソロの3種類の音源を添付しています。
ストラムのみ(Crazy-G弾き出し):
ピッキングのみ(大きな古時計 弾き出し):
ソロ(It's A Small World 弾き出し):
様々なジャンルの曲に
音質に特徴がなく、一方で様々な演奏ができるウクレレは、勿論様々なジャンルの曲に応用できます。「のんびりとした音」、「ハワイアンの楽器」というイメージが強いかもしれませんが、実は色々なジャンルに使われているんですよ。,
本項でも、定番のハワイアンと、意外に思われるかもしれないジャンルの音源を用意しました。
ハワイアンバンプ:
ラテンバンプ:
さくらさくら 弾き出し:
このように、少し曲調を変えるだけで、数多くのジャンルを弾き分けることができます。音源ではエレキウクレレの音をライン入力で録音しているため音の違いは分かりにくいかもしれませんが、それぞれ曲調が変わっていることがわかると思います。
エレキやエレアコも
最後に、記事中で何度も出してきた、「エレキ」ウクレレをご紹介します。
前提として、ウクレレはサブアンプを内蔵していれば、ギターと同じようにアンプやエフェクターに接続することができます。ハワイアンのコンサートなどではウクレレの音をマイクで拾って増幅しているところをよく目にしますが、実際にソロ演奏やバンド演奏などの際にはアンプが使えなければ話になりませんよね。
そんな訳で、ウクレレにもサブアンプ内蔵(いわゆるエレアコ)とエレキがあります。エレアコはスタンダードなウクレレと同じ素材・形状で、内部にサブアンプとシールドの接続端子が組み込まれています。一方、エレキウクレレにはホールがなく、内部の空洞もありません。簡単に言うと一枚板のような形状で、アンプに繋げないと大きな音も出せないようになっています。
ただ、最初に説明した通り、ウクレレの弦は基本、ナイロン製です。なので、「エレキ」と言ってもエレキギターのような、メタリックな音は出せず、音響効果もエフェクター頼りです。記事中の音源でも、アンプやエフェクターを通さずにライン入力しているため、単調な音になってしまっていると思います。
とは言え、エレキはアコースティックに比べ弾きやすく、録音やバンド演奏などにも向いています。iOSアプリのAmpliTubeなどにも対応しているので、練習も楽しくなりますよ。
まとめ
以上、ウクレレについて、煩いほど説明してきました(笑)。注意書きの通り、300%(増えてる?)自己満なので、興味のない方にはつまらなかったかもしれません;
今度の記事ではもう少し役立つ内容を書こうと思いますので、今後も宜しくお願いします。