視覚障害ユーザにお勧め🎵
〜My iOSショートカットレシピ集Ver.3〜
デフォルトの設定では利用できないような便利機能を実現する、iPhone・iPadの「ショートカット」アプリ。本サイトでも便利な自作レシピや追加機能を度々紹介しており、多くの方にとっておなじみのアプリになっているのではないでしょうか。
今回の記事ではそんなショートカットアプリで自作したものを中心に選んだ、管理人LUCAのお勧めレシピ集第3弾をお届けしたいと思います。
※今回ご紹介しているレシピの中には、サードパーティ製サイトを利用するものが1つ含まれています。安全性が気になる方は、利用前にリンク先のサイト内容をご確認ください。
またご紹介しているレシピは全てiOS26.Xで作成しています。中には最新版OSでしか動作しないアクションもありますので、ご利用の際にはご注意ください。
🔴 ClipTrans
■概要
1つ目のレシピはApple純正の「翻訳」アプリの機能を、できるだけ早く、できるだけ簡単に呼び出せるようにと考えて作成してみた「ClipTrans」です。
ダウンロード広場でも同名のWindowsアプリを公開していますが、多言語対応・結果表示対応している分、こちらのレシピの方が高性能と言えるかもしれません(笑)
■使い方
- 1⃣ 上記リンクを開き、「ショートカットを入手」からレシピをショートカットアプリに追加します。
- 2⃣ 翻訳したい文章・フレーズをコピーしてから本レシピを実行すると、自動的に言語が検出され、日本語に訳された内容がポップアップのような形式で表示されます。
- 3⃣ 表示されるボタンのうち「完了」を選択すると訳文がクリップボードに保存され、「キャンセル」を選択するとそのままショートカットを終了することができます。
「翻訳」アプリが対応している言語であれば問題なく利用できるかと思いますので、SNSで海外の投稿を閲覧する際などにご活用ください。
🔵 スクリーン解説
■概要
続いては視覚障害者ユーザに特化した、支援系のレシピです。
なおこちらはApple Intelligenceを利用しているため、iPhone 15 Pro以降のデバイスでのみ利用可能です。ご了承ください。
■事前準備
本レシピではApple Intelligenceを通してChatGPTの機能を呼び出しているため、事前に設定アプリから「Apple IntelligenceとSiri」⇒「ChatGPT」へ移動し、「ChatGPTを使用」のチェックを入れてからアカウント設定等を行う必要があります。
なおChatGPTを利用していない場合、本レシピ内の「モデルを使用」アクションを編集し、端末搭載型またはパーソナルクラウドのAIモデルを使うよう設定することもできますが、この場合提示される情報の精度が大幅に低下してしまう可能性がありますのでご注意ください。
■使い方
- 1⃣ 上記リンクからレシピをダウンロード・追加します。
- 2⃣ 本レシピを「アクションボタン」や「背面タップ」に登録し、読み上げに対応していない画像や目視で確認することが難しい情報などが写った画面で呼び出します。
- 3⃣ VoiceOverが設定されている場合にはスクリーンカーテンによる影響を除外するため一時的に機能がオフになりますが、そのまま操作せずに数秒お待ちください。
- 4⃣ 自動的に表示中画面のスクリーンショットが撮影・認識され、視覚障害者向けに生成された解説文がポップアップ形式で表示されます。
通常であれば「スクリーンカーテンを外す」⇒「スクリーンショットを撮る」⇒「画像認識アプリへ共有する」といった手順が必要になるところ、1動作で容易に画面の説明を受けられるようになるので利便性は高いのではないかと思います。
🟠 音量調整(オートメーション使用)
■概要
こちらは友人から相談されて作ってみた、オートメーションと組み合わせることでイヤホン・スピーカーの接続状態に応じて音量を自動調整してくれるという便利レシピです。
■事前準備
本レシピ内では、以前にもご紹介したサードパーティ製アプリ、「Actions」に搭載されている追加機能を利用しています。
事前にAppStoreからダウンロードし、アプリを起動しショートカットアクションを適用させてください。
■使い方
- 1⃣ 上記リンクからレシピをダウンロード・追加します。
- 2⃣ 必要に応じてレシピを編集し、イヤホン等再生デバイスと接続済みの場合(77%)と未接続の場合(27%)の音量レベルを調整します。
- 3⃣ 「オートメーション」タブで新規オートメーションを作成し、「Bluetooth」をトリガーに設定します。
- 4⃣ 「デバイス」を「任意のデバイス」に設定し、「接続されている」と「接続解除されている」の両者が選択されていることを確認した上で実行されるショートカットに「音量調整」を割り当てます。
- 5⃣ オートメーションが正しく追加されていれば、Bluetoothデバイスと接続・切断される度に本レシピが呼び出され、接続状態に応じて音量レベルが自動調整されるようになります。
普段LUCAはこちらのレシピをオープンイヤー型イヤホンと組み合わせて利用しているため、イヤホン/スピーカー接続時の音量レベルがかなり高く設定されています。必ずお使いの環境に合った値に編集してからご利用ください。
※なお、Bluetooth未接続の場合、更に自宅Wi-Fiに接続しているかどうかによって音量変更を分岐させる、「音量調整Ⅱ」も公開しています。ネットワーク名のところを環境に合わせて変更してご利用ください。
🟢 Watch消音
■概要
こちらは特にひねりのない、シンプルな消音モード切替用のレシピです。
先月購入したApple Watch Ultra 3のアクションボタンに割り当てるために作成したもので、Watch本体から実行すると消音モードの状態に応じて振動/効果音が再生されるようになっています。
■使い方
- 1⃣ 上記リンクからレシピをダウンロード・追加します。
- 2⃣ レシピをApple Watchのアクションボタンやコンプリケーションに設定します。
- 3⃣ 実行すると消音モードが切り替わると共に、消音がオンになっていれば振動のみ、オフになっていれば振動と通知音が再生されます。
なお、Actionsアプリを利用した自作レシピのSyncroMuteではiPhone側の消音状態に応じてApple Watchと消音モードを同期させることができますので、こちらもよければご活用ください。
🟡 SearchLens
■概要
次にご紹介するのは、被写体について簡単に検索することのできるGoogleの人気機能、Google Lensを瞬間的に利用できるようにしたレシピです。
全盲ユーザ向けとして、撮影画面をあえてスキップする実装にしていますが、必要に応じて設定を変更してご利用ください。
■事前準備
本レシピではGoogleアプリの機能を呼び出しているため、事前にAppStoreからアプリ本体をダウンロードしておく必要があります。
■使い方
- 1⃣ 上記リンクからレシピをダウンロード・追加します。
- 2⃣ カメラを被写体に向けた状態でレシピを実行すると、撮影画面を経由せず、自動的に写真が撮影されます。
- 3⃣ その後撮影された写真がGoogleアプリへ送られ、Google Lensの検索結果が表示されます。
🟣 画像内QR読み取り(有料機能使用)
■概要
「スキャンしたいQRコードの画像はあるのに、スマートホン内に保存してしまっていてカメラで読み取ることができない」という経験をされたことはないでしょうか。実際、VoiceOver環境で画像内のQRコードを読み取らせるのは少し難易度が高めです。
そんな時、画像を共有/選択するだけで写っているQRコードを読み取り、登録されているURLを自動的に開いてくれるのがこちらのレシピです。
■事前準備
残念ながらこちらのレシピを利用するには有料アプリを経由させる必要があります。
ご利用の際には、こちらから「Toolbox Pro for Shortcuts」をダウンロードした上で設定画面から¥1,000のアプリ内課金を行ってください。
■使い方
- 1⃣ 上記リンクからレシピをダウンロード・追加します。
- 2⃣ 写真アプリなどから画像を共有し、共有シートから本レシピを選びます。
※共有シート以外から呼び出された場合には別途写真選択画面が表示されます。 - 3⃣ 実行すると自動的にQRコード(1つのみ)に登録されたURLを認識し、Safari/デフォルトブラウザでページが表示されます。
※本来無料アプリの「Actions」でも利用できるはずの機能なのですが、現在「Scan QR Code in Image」アクションが不具合により正しく設定できない状態となっているようです。
有料機能を利用することが難しい場合には、Actionsのアップデートを待ちましょう。
● iFrames
■概要
※こちらはご紹介しているレシピの中で、唯一サードパーティ製のものです。記事執筆時には安全性を確認していますが、実行前にはレシピ内を確認し、怪しいリンク先等が含まれていないことをご確認ください。
iFramesは 便利レシピという訳ではないのですが、サードパーティ製サイトを利用してスクリーンショット画像にAppleデバイスの本体をイメージしたフレームをつけてくれるようになっています。
■使い方
- 1⃣ 上記リンクからレシピをダウンロード・追加します。
- 2⃣ 写真アプリなどから画像を選択し共有シートから本レシピを選択します。
- 3⃣ 実行するとどの端末のフレームを使用するか選ぶ画面が表示されますので、デバイス・モデルの順に選択しましょう。
- 4⃣ 写真の加工が終了すると保存・共有用の選択しが表示されますので、任意の項目を選択します。
スクリーンショットをSNSに投稿する時など、こちらのレシピでフレームを付けてユニークな画像に加工してみてはいかがでしょうか。
🟤 アクションボタンⅢ
■概要
最後にご紹介するのは、LUCAが普段からiPhone 16 Proのアクションボタンに登録しているレシピです。
Actionsアプリの記事でご紹介している「if文のネスト」を利用して、アクションボタン1つに3つの機能を割り当てています。
■事前準備
本レシピ内では、先ほども登場した「Actions」アプリを利用しています。
事前にAppStoreからダウンロードしておきましょう。
■使い方
- 1⃣ 上記リンクからレシピをダウンロード・追加します。
- 2⃣ 必要に応じてレシピを編集し、「VoiceOverがオフの場合」・「端末の向きが縦の場合」・「端末の向きが横の場合」に呼び出されるショートカットをそれぞれ設定します。
※デフォルトではVoiceOverオフの時に「ミライロID」の起動、VoiceOverオン/縦向きの場合に以前ご紹介したVibeClock、VoiceOverオン/横向きの場合に記事中でご紹介しているSyncroMuteが実行されます。 - 3⃣ 実行するとVoiceOverの設定状態・端末の向きに応じたアクション・レシピが実行されます。
なおデフォルトでは3種類のアクションにしか対応させていませんが、条件の設定によっては無限大に動作を分岐させることができますので、自由にカスタマイズしてご利用ください。
○ まとめ
さて、今回もVer.1・Ver.2に引き続きLUCAのお勧めショートカットレシピをご紹介してきましたが、気に入るものはありましたか?
ご紹介しているレシピはどれも自由にカスタマイズできるようになっているので、ご自身の環境に合わせて設定・利用していただければと思います。